【保存版】人気音楽アニメ・漫画21作品を徹底比較!あなたの好みが見つかる最強チャート

栞

音楽アニメや漫画って、素敵な作品がたくさんありますよね。 感動的なストーリー、心に響くメロディー、キラキラしたキャラクターたち…。でも、たくさんありすぎて、「次にどれを見ようかな?」って迷っちゃうこと、ありませんか?

「今日はとにかく元気が出る作品が見たい!」 「切ない人間ドラマに浸りたいな…」

気分によって、見たい物語って変わるものだと思います。

そんなあなたのために、今回はたくさんの音楽作品を一枚の「地図」みたいにまとめてみました!

縦の軸は、**「リアルで本格的」「楽しくてハッピー」**か。 プロを目指す厳しい世界にぐっとくる? それとも、仲間とのんびり楽しむ日常に癒やされたい?

横の軸は、「キャラクターたちの心の物語」と「最高の音楽パフォーマンス」、どっちにドキドキするか。 切ない人間ドラマに涙したい? それとも、圧巻のライブシーンにワクワクしたい?

このマップを見れば、「今の気分にぴったりの作品」がきっと見つかるはずです♪ さあ、一緒にあなただけの宝物みたいな一曲、一作を見つける旅に出かけましょう!

最後まで楽しんでいってくださいね!

音楽アニメ・漫画 ポジショニングマップ

音楽をテーマにした素敵な作品たち。でも、たくさんありすぎて「どれから見ようかな?」と迷ってしまうことはありませんか?
ここでは、そんな名作たちを2つの面白い軸で分類し、一目でわかるマップにしてみました。気になる作品はマップのどこにあるか、探してみてくださいね。マップ上の点をクリックすると、その作品の詳しい紹介にジャンプします。

それぞれの物語をのぞいてみよう

マップで気になった作品や、あなたの好きな作品について、もっと詳しく見ていきましょう。どんな魅力が詰まっているのか、ご紹介しますね。

ぼっち・ざ・ろっく!

出版社: 芳文社 / 著者: はまじあき

極度の人見知りで、友達もいない少女「ぼっちちゃん」こと後藤ひとり。彼女はSNSで『ギターヒーロー』として天才的な演奏を披露していましたが、現実では誰にも話しかけられませんでした。そんなある日、ひょんなことから「結束バンド」に加入することに。明るいドラマーの虹夏、クールなベーシストの涼、陽キャなボーカルの喜多という個性的な仲間たちと共に、ライブハウスでの活動を通じてコミュニケーションの壁に挑み、少しずつ自分の殻を破っていく、共感と応援したくなる成長の物語です。

Y軸のポイント:リアル or エンタメ? (6)

主人公はプロを目指しているというより、人との繋がりや自分を表現するためにバンドをしています。文化祭ライブや日々の練習など、学生バンドの「楽しい!」が中心なので、エンタメ性が高めです。でも、演奏シーンや楽器の細かい描写はとてもリアル。なので、エンタメに少し寄りつつも本格的な「6」の位置にしました。

X軸のポイント:人間ドラマ or 音楽? (7)

この作品の魅力は、主人公の心の成長とメンバーとの絆。でもそれと同じくらい、ライブシーンの熱さや音楽のかっこよさも大人気!特にアニメのライブはすごい迫力で、物語の最高の見せ場になっています。ドラマと音楽、どちらも素敵ですが、パフォーマンスの魅力が少し強いので「7」にしました。

けいおん!

出版社: 芳文社 / 著者: かきふらい

廃部寸前の軽音楽部に入部したのは、ギターに初めて触る天然でのんびり屋さんの平沢唯。真面目で恥ずかしがり屋のベース・澪、元気いっぱいのドラム・律、おっとりしたキーボード・紬という仲間たちと一緒に、バンド「放課後ティータイム」を結成します。練習する時間よりも、部室でお茶を飲んだりお菓子を食べたりしておしゃべりしている時間の方が長いかも?そんな彼女たちの、ゆるやかでキラキラした毎日を描く、心温まる学園物語です。

Y軸のポイント:リアル or エンタメ? (9)

プロになる!といった真剣な雰囲気はほとんどなく、「放課後ティータイム」というバンド名の通り、部室でのんびりおしゃべりするのが日常。仲間と音を合わせる楽しさや、キラキラした学生生活を描くことに力を入れているので、エンタメ性がとても高い「9」です。

X軸のポイント:人間ドラマ or 音楽? (2)

もちろん音楽シーンもありますが、物語の中心は軽音部メンバーたちの友情や、何気ない毎日のおしゃべり。キャラクターたちの個性や関係性、卒業が近づく切なさといった心の動きが、多くの人の共感を呼びました。演奏は、彼女たちの友情を確かめ合うための素敵な時間、という感じで、人間ドラマが中心の「2」です。

BECK

出版社: 講談社 / 著者: ハロルド作石

ごく平凡な中学生だったコユキは、ある日、天才的なギタリスト・竜介と出会い、彼のバンド「BECK」に誘われます。音楽の知識も経験もなかったコユキですが、天性の歌声と仲間たちの支えで、バンドマンとして急成長。友情、恋愛、ライバルとの衝突、そしてアメリカでの成功という大きな夢。リアルなバンドの道のりを描きながら、少年が音楽を通じて大人になっていく姿を追った、感動のロックストーリーです。

Y軸のポイント:リアル or エンタメ? (-7)

インディーズからメジャーデビューを目指す中で起こる、バンド内のすれ違いやお金の問題、海外での挑戦など、音楽業界の明るい面も厳しい面もすごくリアルに描かれています。ただの青春物語じゃなくて、音楽で生きていくことの大変さが伝わってくるので、リアル志向がとても強い「-7」です。

X軸のポイント:人間ドラマ or 音楽? (-2)

主人公の成長を中心に、バンドメンバーとの友情、恋愛、ライバルとの関係など、濃い人間ドラマが繰り広げられます。登場人物たちの悩みや葛藤の描き方がとても丁寧で、心を揺さぶられます。ライブシーンも熱いですが、それ以上にキャラクターたちの物語に引き込まれるので、少しだけ人間ドラマ寄りの「-2」です。

NANA

出版社: 集英社 / 著者: 矢沢あい

ミュージシャンとして成功を夢見るクールな大崎ナナと、幸せな恋愛を夢見る天真爛漫な小松奈々(ハチ)。同じ名前、同じ年齢の二人が東京で運命的に出会い、ルームシェアを始めます。パンクバンド「BLACK STONES」の活動、人気バンド「TRAPNEST」との複雑な関係、そして二人のナナがそれぞれに追い求める愛と夢。華やかだけど切ない世界で、彼女たちの友情や恋愛がリアルに描かれる、大人向けの物語です。

Y軸のポイント:リアル or エンタメ? (-5)

登場人物の多くがプロのミュージシャンで、メジャーデビューやそれに伴う暮らしの変化などが描かれます。芸能界のシビアな部分や、音楽でお金を稼ぐことの現実味はリアル志志向。でも、物語の中心は人間関係なので、音楽業界の話というよりはドラマの舞台としての側面が強め。なので「-5」としました。

X軸のポイント:人間ドラマ or 音楽? (-9)

この物語の核は、なんといっても二人のナナをはじめとする登場人物たちの、複雑で切ない恋愛模様と、美しくも壊れやすい友情。音楽は、そんな彼らの気持ちや関係を描くための、大切なきっかけになっています。物語を動かしているのは完全に人間ドラマなので、人間関係志向が極めて強い「-9」です。

ギヴン

出版社: 新書館 / 著者: キヅナツキ

高校生の上ノ山立夏は、音楽への情熱を失いかけていたある日、壊れたギターを抱えた同級生・佐藤真冬と出会います。何気なくギターを修理してあげたことから、真冬の秘められた歌の才能を知ることに。立夏は真冬を自分のバンドに誘い、彼の歌声はバンドメンバーたちの心を、そして止まっていた時間を動かし始めます。音楽を通して過去の傷を癒やし、新しい恋が芽生えていく、切なくて温かい青春バンドストーリーです。

Y軸のポイント:リアル or エンタメ? (2)

高校生バンドの活動が中心で、文化祭やライブハウスでの演奏など、学生の日常の延長線上にあるお話です。プロを目指す気持ちも描かれますが、それよりも音楽の楽しさや悩みといった青春の輝きに焦点が当たっているので、少しエンタメ寄りの「2」にしました。

X軸のポイント:人間ドラマ or 音楽? (-8)

物語をぐっと引き込むのは、登場人物たちが心に秘めた過去の出来事や、繊細な恋心。特に主人公たちの恋愛関係が物語の中心になっていて、音楽は彼らの気持ちを表現するための大切な手段です。演奏シーンも感動的ですが、それはキャラクターの想いが乗っているからこそ。人間ドラマがとても強い「-8」です。

ふつうの軽音部

出版社: KADOKAWA / 原作: クワハリ / 作画: 出内テツオ

ごく「ふつう」の女子高生・鳩谷たちは、個性豊かな仲間たちと一緒に軽音部でバンド活動を始めます。ギターのFコードが押さえられなくて挫折しそうになったり、初めてのライブで緊張したり。そんな楽器初心者の「あるある」を乗り越えながら、少しずつ上手になっていく様子や、友達との何気ない毎日を等身大で描いた、共感度満点の物語です。

Y軸のポイント:リアル or エンタメ? (8)

タイトルの通り、「ふつう」の高校生の部活動にスポットを当てています。プロを目指すような展開はなく、文化祭での発表を目標に、みんなで楽しく練習する毎日が中心。楽器練習の「あるある」も多く、共感しやすいエンタメ作品なので「8」です。

X軸のポイント:人間ドラマ or 音楽? (4)

友達同士の面白いやりとりや、仲の良さが物語の大きな魅力。でも、ギターの難しいコードでつまずいたり、バンドでの役割を学んだりと、音楽が上手になっていく過程も丁寧に描かれています。日常の楽しさと音楽の成長、両方のバランスが良いので「4」としました。

デトロイト・メタル・シティ

出版社: 白泉社 / 著者: 若杉公徳

オシャレな渋谷系ポップソングが大好きな心優しい青年、根岸崇一。彼の夢はおしゃれな歌手になること。なのに、ひょんなことから悪魔系デスメタルバンド「デトロイト・メタル・シティ」のカリスマボーカル「ヨハネ・クラウザーII世」として大人気になってしまいます!「やりたいこと」と「求められること」のギャップに悩みながら、ステージに立てば悪魔に変身してしまう彼の二重生活を描く、大爆笑のコメディ物語です。

Y軸のポイント:リアル or エンタメ? (10)

リアルな音楽活動とは正反対の、完全なギャグ&エンタメ作品!主人公の「本当の自分」と「悪魔な自分」との差から生まれるドタバタがすべてで、音楽業界の現実は一切関係なし。とにかく笑えることに振り切っているので、最高の「10」です。

X軸のポイント:人間ドラマ or 音楽? (5)

過激なパフォーマンスやありえない歌詞、ライブでの伝説的な行動など、音楽(デスメタル)そのものが笑いの中心になっています。人間関係のお話もありますが、それはあくまでギャグのためのスパイス。読者が楽しみにしているのは「次はどんな面白いパフォーマンスを見せてくれるか?」なので、音楽パフォーマンス寄りの「5」です。

のだめカンタービレ

出版社: 講談社 / 著者: 二ノ宮知子

ピアノは天才的だけど、お風呂は嫌いでお部屋はゴミだらけ。そんな「のだめ」こと野田恵。一方、エリートで完璧主義な指揮者を目指す千秋真一。正反対な二人が出会い、反発しながらも惹かれ合い、クラシック音楽の道を共に歩んでいきます。個性豊かな仲間たちと共に、音楽の楽しさや厳しさを学びながら成長していく、笑いと感動がいっぱいの物語です。

Y軸のポイント:リアル or エンタメ? (-3)

プロの音楽家を目指す学生たちのお話なので、コンクールや海外留学、オーケストラでの活動など、プロの世界につながるリアルな部分が描かれます。でも、のだめの面白い行動や個性的なキャラクターたちのコメディ部分もたっぷり。リアルさと楽しさのバランスが良く、少しだけリアル寄りの「-3」です。

X軸のポイント:人間ドラマ or 音楽? (-4)

のだめと千秋先輩の恋の行方や、周りの人たちの成長が物語の大きな魅力です。でも、クラシック音楽の奥深さや、みんなで一つの音楽を作り上げる素晴らさも、とても丁寧に描かれていて音楽自体の魅力も満載。人間ドラマと音楽の魅力が合わさっていますが、どちらかというとキャラクターの魅力が中心なので「-4」です。

四月は君の嘘

出版社: 講談社 / 著者: 新川直司

かつては天才ピアニストと呼ばれた少年、有馬公生。母の死をきっかけに心に傷を負い、ピアノの音が聞こえなくなってしまいます。モノクロームだった彼の日々は、自由奔放で個性的なヴァイオリニスト・宮園かをりと出会うことで色づき始めます。彼女に強引にコンクールの伴奏者に任命され、公生は再び音楽の世界へ。切なくて美しい嘘が彩る、感動の青春物語です。

Y軸のポイント:リアル or エンタメ? (0)

中学生のコンクールが舞台で、プロの世界の厳しさというよりは、思春期の少年少女が音楽を通して自分と向き合う姿が描かれます。リアルな音楽活動と、青春時代のキラキラした切なさが混ざり合っているので、ちょうど真ん中の「0」としました。

X軸のポイント:人間ドラマ or 音楽? (-7)

物語の心臓部は、主人公が心に抱えたお母さんとの思い出や、ヒロインとの出会いで変わっていく気持ち。音楽は、そんな登場人物たちの心の中や、切ない恋心を表現するための大切な言葉のような役割です。演奏シーンも素晴らしいですが、それ以上にキャラクターたちの心の動きが物語を引っ張っているので、人間ドラマが強い「-7」です。

響け!ユーフォニアム

原作: 武田綾乃(宝島社文庫)

高校の吹奏楽部を舞台にした物語。主人公の黄前久美子は、特に目標もなく吹奏楽部に入部しますが、新しく顧問になった滝先生の厳しい指導のもと、部は「全国大会出場」という大きな目標を掲げます。本気で上を目指す中で生まれる、部員同士のぶつかり合いや友情、そして音楽への情熱。思春期の少女たちのリアルな心の動きを丁寧に描いた、熱い青春群像劇です。

Y軸のポイント:リアル or エンタメ? (-2)

「全国大会で金賞!」というハッキリした目標のために、厳しい練習や部内のオーディションに挑むなど、部活動のリアルで真剣な部分が描かれています。「遊びじゃないんだ」という本気度が伝わってくるのでリアル志向。でも、あくまで高校の部活のお話なので、少しリアル寄りの「-2」です。

X軸のポイント:人間ドラマ or 音楽? (-5)

演奏シーンも魅力的ですが、この物語の中心は、部員たちの複雑な人間関係。実力がすべての世界で生まれる気まずさや、先輩と後輩のすれ違いなど、思春期の女の子たちの繊細な気持ちが丁寧に描かれています。音楽は、そんな人間ドラマをより鮮やかに見せるための舞台のよう。なので、人間ドラマ寄りの「-5」です。

ピアノの森

出版社: 講談社 / 著者: 一色まこと

森の奥に捨てられていたピアノを、おもちゃ代わりに弾いて育った自由な天才少年・カイ。一方、有名なピアニストの家系に生まれ、英才教育を受けてきた努力家の少年・修平。対照的な二人が出会い、親友として、そしてライバルとして、互いに影響を与えながら成長していきます。やがて二人は、世界最高峰のショパン・コンクールで競い合うことに。壮大なスケールで描かれる、感動のクラシック音楽物語です。

Y軸のポイント:リアル or エンタメ? (-9)

物語のクライマックスは、実在する世界最高峰の「ショパン・コンクール」。プロのピアニストとして生きていく覚悟や、国際的な競争の厳しさなど、すごくリアルな音楽家の世界が描かれています。主人公の境遇は少しファンタジーですが、描かれる世界はとてもプロ志向が強いので「-9」です。

X軸のポイント:人間ドラマ or 音楽? (1)

二人の主人公の生き方や、彼らを取り巻く人々のドラマも描かれますが、この作品の一番の魅力は、なんといってもピアノ演奏そのもの。絵と文字だけなのに、まるで音楽が聞こえてくるような表現は圧巻です。演奏を通してキャラクターの気持ちが語られ、パフォーマンスが物語を直接動かしていくので、音楽性がとても高い「1」としました。

BLUE GIANT

出版社: 小学館 / 著者: 石塚真一

高校生の宮本大は、ある日サックスという楽器に心を奪われ、「世界一のジャズプレイヤーになる」と決意します。楽譜も読めず、教えてくれる人もいない中、ただひたすらに、毎日河原でサックスを吹き続ける大。彼のまっすぐで猛烈な情熱が、やがて周りの人々を巻き込み、奇跡を起こしていきます。音が聞こえてくるような圧倒的な熱量で描かれる、魂を揺さぶるジャズ成長物語です。

Y軸のポイント:リアル or エンタメ? (-8)

「世界一」というプロとしての大きな夢を掲げ、ライブハウスでの演奏や厳しい練習、海外挑戦など、ストイックな道のりが描かれます。音楽でお金を稼ぐことの難しさや、命を燃やすような演奏など、すごくリアルでシビアな描写が多いので、リアル・プロ志向が非常に強い「-8」です。

X軸のポイント:人間ドラマ or 音楽? (9)

仲間との絆も大切に描かれますが、この漫画の魂は、主人公のサックスの「音」そのもの。読んでいるだけで音が聞こえてくるような、ものすごい熱量と迫力の演奏シーンが最大の見どころです。主人公の成長がそのまま演奏のレベルアップとして描かれ、パフォーマンスの魅力が物語の核なので、音楽性・パフォーマンス志向が極めて強い「9」です。

坂道のアポロン

出版社: 小学館 / 著者: 小玉ユキ

1960年代の九州。都会から転校してきた優等生の西見薫は、ちょっぴり不良でクラスから浮いている川渕千太郎と出会います。千太郎がドラムを叩くジャズの魅力に引き込まれ、薫もピアノでセッションに参加することに。二人は音楽を通して、かけがえのない親友になっていきます。同級生の律子を交えた、甘酸っぱくてどこか懐かしい、青春と友情と恋の物語です。

Y軸のポイント:リアル or エンタメ? (1)

高校の文化祭での演奏や、仲間とのセッションが中心で、プロになるというよりは「ジャズで繋がったキラキラした毎日」がテーマ。昔懐かしい雰囲気の中で、音楽の楽しさが描かれているので、エンタメ寄り。でも、時代背景のリアルさもあるので「1」です。

X軸のポイント:人間ドラマ or 音楽? (-6)

ジャズのセッションシーンはとても魅力的ですが、物語の中心は、主人公と友人、そして彼らが想いを寄せる女の子との間で揺れ動く、切ない恋心や友情のドラマ。ジャズは、そんな彼らの気持ちを代弁する、大切なBGMのような存在です。物語の感動は人間ドラマから生まれるので「-6」としました。

この音とまれ!

出版社: 集英社 / 著者: アミュー

廃部寸前の高校の箏(こと)曲部。たった一人の部員を守るため、ちょっぴり誤解されがちな少年・久遠愛が入部します。さらに、お箏の天才少女・鳳月さとわや、愛の友人たちも加わり、箏曲部は新しいスタートを切ることに。最初はバラバラだった部員たちが、お箏の音色を通して心を通わせ、全国大会という大きな目標に向かって一つになっていく、熱い青春物語です。

Y軸のポイント:リアル or エンタメ? (3)

高校の部活動のお話で、全国大会という目標はありますが、部員を集めたり仲間との絆を深めたりする、青春物語の側面が強いです。プロの世界の厳しさより、みんなで一つの目標に向かう楽しさや充実感が描かれているので、エンタメ寄りの「3」です。

X軸のポイント:人間ドラマ or 音楽? (-3)

お箏という楽器の魅力や、みんなで音を合わせる合奏の美しさが丁寧に描かれています。それと同時に、登場人物それぞれが抱える悩みや過去といった人間ドラマも、物語の大切な柱です。音楽とドラマのバランスがとても良いですが、キャラクターの成長物語としての面が少し強いので「-3」にしました。

ましろのおと

出版社: 講談社 / 著者: 羅川真里茂

伝説的な津軽三味線の演奏家であった祖父を亡くし、自分の音を見失ってしまった少年・澤村雪。彼はあてもなく上京し、ひょんなことから高校の津軽三味線愛好会に入ることになります。個性豊かな仲間たちやライバルとの出会い、そして様々な演奏を通して、雪は自分だけの音を探し始めます。伝統芸能の世界を舞台に、少年が自分自身と向き合っていく、魂の物語です。

Y軸のポイント:リアル or エンタメ? (-6)

津軽三味線の大会での真剣勝負や、プロの演奏家との関わりなど、伝統芸能の世界の厳しさやプロとしてのあり方が問われる、シリアスな場面が多いです。「自分の音」を探すという芸術的なテーマも、リアルでプロ志向が強い部分。でも、学園生活の要素もあるので「-6」です。

X軸のポイント:人間ドラマ or 音楽? (3)

主人公の心の中の悩みや、ライバルとの関係も描かれますが、この作品の一番の魅力は津軽三味線の演奏シーンそのもの。ユニークな擬音や表現で、音の迫力や繊細さが伝わってきます。演奏者それぞれの「音」の違いを描くことに力を入れているので、音楽パフォーマンス寄りの「3」です。

【推しの子】

出版社: 集英社 / 原作: 赤坂アカ / 作画: 横槍メンゴ

田舎の産婦人科医・ゴローは、大好きなアイドル「B小町」のアイの熱狂的なファン。ある日、そのアイが彼の病院に現れます。しかも、双子を身ごもっているという秘密を抱えて。彼女の出産に立ち会うことを決めたゴローですが、直前に謎の男に襲われ、命を落としてしまいます。そして次に目覚めた時、彼はなんとアイの息子・アクアに生まれ変わっていたのです!キラキラした芸能界の裏側で、母の死の真相を探る復讐劇が幕を開けます。

Y軸のポイント:リアル or エンタメ? (-4)

アイドルや俳優など、現代の芸能界がすごくリアルに描かれています。SNSでの叩き合いやメディア戦略、お金の話など、プロの世界の裏側がテーマの一つ。音楽(アイドル活動)はその一部で、全体としてリアル志向が強いので「-4」です。

X軸のポイント:人間ドラマ or 音楽? (-10)

この物語は単なる「音楽もの」ではなく、中心にあるのは復讐というサスペンスと、芸能界で生きる人たちの人間ドラマ。アイドル活動も描かれますが、それは数ある芸能活動の一つ。音楽やパフォーマンスは、物語やキャラクターの関係性を説明するための要素なので、人間ドラマが極めて強い「-10」です。

アイドリッシュセブン

原作: バンダイナムコオンライン / キャラクター原案: 種村有菜

あなたは、新人男性アイドルグループ「IDOLiSH7」のマネージャー。個性も魅力もバラバラな7人のメンバーたちを、トップアイドルへと導いていきます。デビューまでの道のり、ライバルグループ「TRIGGER」との出会い、そして彼らがそれぞれに抱える悩みや過去。様々な困難を乗り越えながら、メンバー同士の絆を深め、ファンに最高のステージを届けるために成長していく、感動と応援の物語です。

Y軸のポイント:リアル or エンタメ? (1)

プロのアイドルグループのお話ですが、厳しさよりも、メンバーが困難を乗り越えて成長する姿や、ファンとの交流といったキラキラした部分が強調されています。エンターテイメントとしての華やかさが大切にされているので、少しエンタメ寄りの「1」です。

X軸のポイント:人間ドラマ or 音楽? (-1)

ライブや楽曲も魅力的ですが、物語の中心は「IDOLiSH7」のメンバー7人と、彼らを取り巻く人たちの濃い人間ドラマ。それぞれのキャラクターが抱える過去や悩み、メンバー同士の絆が深まっていく様子が丁寧に描かれ、ファンの心を掴んでいます。音楽とドラマのバランスが絶妙で、ほぼ真ん中の「-1」です。

パリピ孔明

出版社: 講談社 / 原作: 四葉夕卜 / 作画: 小川亮

三国時代の天才軍師・諸葛亮孔明は、五丈原の戦いでその生涯を終えた…はずが、なぜか若かりし頃の姿で現代のハロウィンで盛り上がる渋谷に転生!そこで出会ったのは、駆け出しのシンガーソングライター・月見英子。彼女の歌声に心を動かされた孔明は、軍師として彼女をトップスターにすることを誓います。古代の知略を駆使して現代の音楽シーンを駆け上がる、痛快で新しいサクセスストーリーです。

Y軸のポイント:リアル or エンタメ? (7)

三国志の軍師が現代で活躍するという、ものすごくユニークな設定のコメディ。リアルな音楽業界というより、「孔明の作戦がどう成功するか?」という面白さがすべて。完全にエンターテイメントに振り切っているので「7」です。

X軸のポイント:人間ドラマ or 音楽? (8)

物語は「孔明が作戦を立てる→ライブパフォーマンスでみんなを驚かせる」という流れ。音楽の良さや、パフォーマンスの意外性、ステージの盛り上がりが一番の気持ちいいポイントです。孔明と主人公の関係も素敵ですが、それ以上にパフォーマンスの成功体験が物語を引っ張るので、音楽性がとても強い「8」としました。

キャロル&チューズデイ

原作: BONES・渡辺信一郎

人類が火星に移住し、AIがヒットソングを作るのが当たり前になった未来。裕福な家庭で育ったチューズデイと、スラム街でたくましく生きてきたキャロル。正反対の二人の女の子が出会い、一緒に音楽を奏で始めます。誰にも作れない、人間らしい温かい歌声は、やがて火星中を巻き込む大きな奇跡を起こしていくことに。夢と友情が詰まった、心温まるSF音楽物語です。

Y軸のポイント:リアル or エンタメ? (4)

プロデビューを目指す物語ですが、SF的な世界観や「音楽で世界にメッセージを伝える」というテーマがあるので、純粋な音楽業界のリアルさとは少し違います。でも、オーディション番組に出たり、フェスに出演したりと、現代的な成功への道も描かれているので、エンタメとリアルのバランスが良い「4」です。

X軸のポイント:人間ドラマ or 音楽? (6)

二人の友情や成長も描かれますが、この作品の一番の魅力は、たくさんの有名な作曲家が作った、クオリティの高い劇中歌そのもの。色々なジャンルの音楽が登場し、パフォーマンスシーンもとても丁寧。音楽が世界を変える力を持つ、というテーマが物語の根っこにあるので、音楽パフォーマンスの比重が大きい「6」です。

うたの☆プリンスさまっ♪

原作: 上松範康/ブロッコリー

作曲家を夢見る少女・七海春歌は、アイドルや音楽家を育成する超難関の芸能専門学校「早乙女学園」に入学します。そこで彼女が出会ったのは、アイドルを目指す個性豊かな6人のプリンスたち。卒業時に、プリンスの中から一人をパートナーに選び、デビューをかけたオーディションに挑みます。キラキラした学園生活の中で、音楽を通して育まれる友情と恋を描いた、夢いっぱいの物語です。

Y軸のポイント:リアル or エンタメ? (8)

アイドル育成学校という舞台設定からして、非常に夢のあるエンターテイメント作品です。音楽業界の厳しい現実よりも、キャラクターたちの成長や、キラキラしたアイドル活動の魅力に焦点が当てられています。ファンタジーに近い華やかな世界観なので、エンタメ性がとても高い「8」としました。

X軸のポイント:人間ドラマ or 音楽? (-8)

原作が恋愛シミュレーションゲームであることから、物語の核は主人公とイケメンキャラクターたちとの恋愛模様にあります。音楽やアイドル活動は、彼らの関係を深め、キャラクターの魅力を引き出すための重要な舞台装置。パフォーマンスも素敵ですが、物語を動かす一番の力は人間関係と恋心なので、人間ドラマ志向が極めて強い「-8」です。

青のオーケストラ

出版社: 小学館 / 著者: 阿久井真

かつて天才ヴァイオリン少年だった青野一は、とある理由から演奏をやめてしまい、無気力な日々を送っていました。しかし高校で、ヴァイオリン初心者の少女・秋音律子と出会い、彼女に教える中で再び音楽への情熱を取り戻していきます。強豪オーケストラ部に入部した彼は、個性的な仲間やライバルたちと切磋琢磨し、全国コンクールを目指すことに。青春のきらめきと、クラシック音楽の魅力が詰まった物語です。

Y軸のポイント:リアル or エンタメ? (-3)

強豪校のオーケストラ部が舞台なので、厳しい練習や部内でのポジション争いなど、部活動のリアルで真剣な面がしっかりと描かれています。「全国」を目指す高い目標設定も、リアル志向を強めています。プロの世界ではありませんが、遊びではない本気の姿勢から、少しリアル寄りの「-3」としました。

X軸のポイント:人間ドラマ or 音楽? (-3)

主人公がヴァイオリンをやめてしまった理由や、仲間たちとの関係性の変化が物語の大きな軸になっています。しかし、オーケストラでの合奏の難しさや、クラシック音楽の表現の奥深さといった、音楽自体の描写も非常に丁寧。人間ドラマと音楽性がバランス良く描かれているため、ほぼ真ん中の「-3」です。

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