

2026年1月5日より、待望のTVアニメ『ヴィジランテ -僕のヒーローアカデミア ILLEGALS-』第2期の放送が開始されました。
『僕のヒーローアカデミア』の前日譚として、法の下で活動するプロヒーローではなく、無許可で街を守る「ヴィジランテ(自警団)」たちの戦いを描く本作。
第2期から物語は大きく加速し、本編との繋がりもより深くなっていきます。これから視聴を始める方、記憶を整理したい方のために、第1期の詳細ストーリーと、第2期の見どころ・楽曲情報を体系的にまとめました。
舞台は、オールマイトが現役で活躍する時代の日本。プロヒーロー制度が確立されつつも、法の網をかいくぐる「些細な悪」や、未認可の「個性の暴走」が多発していた過渡期の物語です。
| 原作 | 古橋秀之 / 別天荒人 |
|---|---|
| 原案・監修 | 堀越耕平(『僕のヒーローアカデミア』) |
| アニメ制作 | ボンズ (BONES) |
| 出版社 | 集英社(ジャンプ+) |
本作の主人公。就職活動もヒーロー活動も上手くいかない大学生だったが、師匠との出会いで「ヴィジランテ」としての道を選ぶ。手足から斥力を発し、地面を滑るように移動する個性を持つ。当初は地味な能力と思われていたが、高い潜在能力を秘めており、物語を通じて空中機動や衝撃波などへの応用を開花させていく。お人好しで、目の前の困っている人を放っておけない性格。
「非公認アイドル」として活動する中学生(後に高校生)。個性により、踏み込んだ場所から高く飛び上がることができる。戦闘力は皆無だが、その機動力と身軽さを活かして人命救助や避難誘導を行う。航一とは軽口を叩き合う仲だが、誰よりも彼を信頼している。
航一を強引にスカウトし、師匠となった謎の老人。現在は「無個性」だが、強靭な肉体と格闘術、そして豊富な経験と道具を駆使してヴィランを圧倒する。違法薬物「トリガー」の流通源を執拗に追っており、その行動原理には自身の過去と、行方不明の娘が深く関わっている。
東京で活動する著名なプロヒーローで、本編に登場する飯田天哉の兄。規則には厳しいが、同時に柔軟な思考を持ち、無許可活動を行う航一たちに対しても「結果として街が守られているなら」と一定の理解を示す。航一の走りの師匠的な側面も持つ。
後に雄英高校の教師となるプロヒーロー。この時期はまだ荒削りな部分も残るが、合理的かつ冷徹に任務を遂行する姿勢は変わらない。第2期では彼の過去と、失われた親友「白雲朧」とのエピソードが物語の重要な鍵を握る。
アメリカから来日した元No.1ヒーロー。圧倒的なパワーと飛行能力を持つ。当初はスキャンダル逃れで来日し、ヒーロー活動を単なるパフォーマンスと捉えていた傲慢な性格だったが、航一や真の危機、「スカイエッグ」事件を経て、命を懸けて人々を守る真のヒーローへと覚醒した。第1期後半のキーパーソン。
CV: 森川 智之雄英高校の教師も務める18禁ヒーロー。この時代から既に有名ヒーローとして活躍している。警察(特に塚内刑事)と連携することが多く、法の外で活動するヴィジランテたちに対しても、頭ごなしに否定せず、時に彼らの善意を汲んで協力や黙認をするなど、柔軟で姉御肌な一面を見せる。
CV: 渡辺 明乃塚内直正刑事の妹。ヒーロー社会のマネジメントやプロデュースを学ぶ大学生。相手の嘘を見抜く個性を持ち、ヴィジランテたちの活動に興味を持って接近してくる。航一たちの活動を「ショー」としてプロデュースしようとするなど、奔放な行動力を持つ。
警察の刑事であり、オールマイトの親友。ヴィジランテ活動は違法であるため取り締まる立場にあるが、法の限界と街の平和の狭間で苦悩しつつ、ナックルダスターたちと奇妙な協力関係を結ぶことになる。
「悪を殺す」ことを使命とする処刑人。過激な思想を持ち、犯罪者を殺害することも厭わない。その正体は後の「ヒーロー殺し・ステイン」。ナックルダスターとの戦いを経て、自身の歪んだ正義論を確立させていくことになる。
違法薬物「トリガー」を流通させる組織「ヴィラン・ファクトリー」の幹部。表向きは知的で冷静な女性だが、その正体はハチ型の寄生生物「クイーン・ビー」に操られたナックルダスターの娘・珠緒の肉体を使役している状態。第1期のラスボス的存在。
アニメ第1期は、原作コミックスの第1巻から第4巻の途中(第1話〜第28話付近)までを丁寧に映像化しました。物語は大きく分けて3つのパートで構成されています。
就職活動もヒーロー活動もうまくいかない航一は、ある夜、チンピラに絡まれているポップ☆ステップを助けようとして逆にピンチに陥ります。そこへ現れたのがナックルダスターでした。
彼は航一に「お前にはヒーローの素質がある」と告げ、半ば強引に自警団活動に引きずり込みます。彼らが追うのは、鳴羽田に出回る違法薬物「トリガー」。摂取すると個性がブースト(強化)される反面、理性が飛び、舌が黒くなる副作用があるこの薬物の出どころを突き止めるため、3人の奇妙な共同生活が始まります。
街に「悪を殺す」処刑人、スタンダールが現れます。犯罪者を殺害することも厭わない過激な思想の持ち主である彼と、ヴィジランテたちは対立します。
スタンダールの正体は、後の「ヒーロー殺し・ステイン」です。
この時点ではまだ「偽物のヒーローを粛清する」という確固たる思想に至る前の、迷いの中にいる殺人鬼として描かれます。
ナックルダスターとの死闘の末、スタンダールは鼻を骨折(これが後にステインが鼻のない独特の顔貌になる原因)し、信念をへし折られます。彼は「正しい社会を作るには、正しいヒーローが必要だ。そのためには偽物を排除しなければならない」という歪んだ結論に至り、鳴羽田を去っていきます。
トリガー密売組織の中核にいる「クイーン・ビー(女王蜂)」と呼ばれるヴィランの存在が浮上します。
その正体は、ハチ型の寄生生物に操られたナックルダスターの実の娘、小黒 珠緒(おぐろ たまお)でした。
クライマックス:
ナックルダスターは、娘を救うために単身アジトへ乗り込みます。無個性でありながら、親としての執念で寄生生物を引き剥がし、娘を救出することに成功します。しかし、その代償として彼は大怪我を負い、何も告げずにヴィジランテの前から姿を消してしまいます。
第1期結末:
師匠(ナックルダスター)がいなくなった街で、航一とポップは「彼が教えてくれたこと」を胸に、二人だけでヴィジランテ活動を継続することを決意します。ラストシーンでの航一は、もはや「逃げるだけの男」ではなく、街を守る覚悟を決めた戦士の顔になっていました。
『ヴィジランテ』の楽曲は、ヒロアカ本編の壮大なオーケストラサウンドとは対照的に、ストリート感、疾走感、そして少しの哀愁を帯びたポップ・ロック調が特徴です。
タイトルの通り、失敗しても「結果オーライ」と前を向く航一のポジティブさと、未熟さを肯定するようなアップテンポなナンバー。軽快なリズムが航一の個性「滑走」のイメージと重なります。
若手ロックバンドによる疾走感あふれる楽曲。夜の街を駆け抜けるヴィジランテたちの孤独と連帯を表現しており、サビの爆発力が印象的です。
2026年1月5日より放送開始。第2期では舞台が大阪へと広がり、そして物語の核心に迫る「過去編」へと突入します。
ご当地アイドルのイベントに参加するため、航一とポップは大阪へ遠征します。しかし、航一は新幹線に乗り遅れ、自力で「滑走」して東京から大阪へ向かうことに。
その過程で、彼は自分の個性が単に「滑る」だけでなく「張り付く(吸着)」ことも可能であるという重要な事実に気づきます。
▼大阪編の新キャラクター
- ファットガム (CV: 興津和幸)
大阪を拠点とするBMIヒーロー。本編でお馴染みの彼ですが、この時代では少し若く、より武闘派として描かれます。 - 蟹屋敷モニカ / カニ子 (CV: 植田佳奈)
大阪のご当地アイドル兼ヒーロー。カニを模したスーツを着ており、トリガー流通経路「カニルート」の捜査に協力します。
大阪ならではのコテコテのノリと、ファットガムとヴィジランテのコミカルかつ熱い共闘が見どころです。
第2期の最大の目玉と言えるのが、相澤消太(イレイザーヘッド)の雄英高校時代の回想です。
相澤、プレゼント・マイク(山田ひざし)の同級生であり、無二の親友。 いつも明るく、雲を作る個性で二人を引っ張っていた彼ら3人が、いかにしてヒーローを目指したのか。 そして、なぜ相澤が現在のような冷徹な教師になったのか。 その悲劇的な別れと、本編の敵「黒霧」の正体に関わる極めて重要なエピソードが描かれます。
このエピソードは、『僕のヒーローアカデミア』本編の第5期以降、特に最終章の展開を深く理解するために「必修科目」と言える内容です。
ボカロPとしても有名なすりぃによる書き下ろし。キャッチーで中毒性のあるメロディが、物語が加速する第2期のオープニングを飾ります。「何かを掴み取る」という意志が込められています。
スリーピースバンド・シャイトープによる楽曲。タイトルが示唆するように、第2期で描かれる相澤消太の過去編(失われた友・白雲朧への想い)に寄り添った、切なくも美しいバラード調のロックナンバーとなっています。
© 古橋秀之・別天荒人・堀越耕平/集英社・僕のヒーローアカデミア製作委員会




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